今日も逍遥館 ~ 京都大学吉田南総合図書館のブログ ~

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グレート・ブックス読書会レポート:「聖書」

こんにちは。逍遥館です。読書会のご報告です。

グレート・ブックス読書会の栄えある第1回は「聖書」。コーディネーターの小林先生はドイツ文学・思想史がご専門。なんとも大御所からの開始ですが、先生は聖書は専門外ながらも、集まった学生さんと一緒に読んでいきたいと、この最初の1冊に聖書を選んでくださいました。

<6月27日(金)>  第1回グレート・ブックス読書会「空気に流されないための<聖書>入門」

さて、みんな来てくれるかなぁと心配の先立つ担当者の予想とは裏腹に、会当日は事前予約8名、先生からの紹介者が10名ほど、それ以外に飛び入り参加が8名!会場にぎゅうぎゅうの合計27名にお集まりいただく大盛況の読書会となりました。
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会場の環onにどんどん集まる学生さん。どきどきがわくわくに。


終わった後の簡単なアンケートによれば、館内に掲示していたポスターを見て来た方が半数をしめています。目にとまる素敵なデザインが好評だったようです。この素敵なポスター類を活かせるのがA1サイズを印刷できる大型プリンター、それに合わせたフレームやイーゼル。決して安くはないものの、その効果がしっかり現れる広報資材だと実感しています。

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会の当日も目を引く看板としてみなさんをお出迎えです。

 

読書会開始時に先生の質問「なにに興味があって今回参加したか」には「聖書:1,2名」、「読書会:4,5名」、「グレート・ブックス自体:ほぼみなさん」と手があがりました。

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みなさんの関心の高さにグレート・ブックスイベント担当者の私もジーンと感動。

これ以外にも先生がしばしば会場に問いかける場面があり、自身の研究だけにとどまらず個人的な経験など、身近な話題で場を和ませるような雰囲気を作りながらの会になりました。

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インクが薄いのは担当者の確認不足(汗)。先生、みなさんごめんなさい。

参加者の75%が1,2回生。そして人環・総人、文、教、経、工、農、卒業生といろんな所属の方が集まってくださいました。

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最後には学生さんからもひとこと。

 

いただいた感想は

「こういう場で考えるきっかけをつくるのも面白そうだと思いました。」(総人1回生)
「聖書ってかたいと思っていましたが、面白そうでした!読もうと思います。」(総人1回生)
「いい!読書会、いっぱいやりたいです。おもしろいです。すごく」(総人1回生)
「授業よりも気楽に頭を使う環境だったので楽しかったです。」(人環修士1回生)
「新しい見方が得られてよかったです。」(文1回生)
「内容もさることながら聞き手を惹きつける話術がすごかった。また聞きにきたい。」(文2回生)
「文学とかも読んでいきたいです。」(工2回生)
「一人で読むには手に負えない、あるいは間違えてしまうことを痛感している。様々な方と意見交換をしてスキルを上げていきたい。」(工2回生)
「学生主体の自主ゼミというものを初めて身近に感じて新鮮だった。」(農2回生)

などなど。
古典を読む意義、その面白さがみなさんに伝わったでしょうか。

 

今回は第1回目のため「読書会」というよりは読書会導入会でしたが、次からは参加者のみなさんと読んでいく、作っていく読書会になります。その次の読書会となった第2回目のグレート・ブックス読書会「不条理『異邦人』入門 太陽がまぶしかったから」(7月29日(火)終了)についてもまたご紹介いたします。お楽しみに!(C)

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先生からも「とにかくすごく楽しかった。」との感想をいただきました。
小林先生、ありがとうございました!

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読書会開催者も引き続き募集中です。誰かと一緒に古典を読みたいなという方、
吉田南総合図書館がサポートいたします。どうぞお声をおかけください。

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