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今日も逍遥館 ~ 京都大学吉田南総合図書館のブログ ~

京大吉田南総合図書館にまつわる日々の話をスタッフが気の向くまま紹介するブログです

ありのままに、文献取り寄せの宣伝をしてみる。(ILL講習会開催のご報告)

ガイダンス

こんにちは!逍遥館です。

今日は、講習会のご報告を兼ねて「文献取り寄せサービス」についてご紹介します!

 

7月14日(月)~7月18日(金)の間、-手に入らないなんて言わせない!15分でわかる文献取り寄せトラの巻【ILL講習会】-を開催しました。

各日16:30~16:45、毎回15分。5日間合計で8名の方がご参加くださいました。ありがとうございます!

試験期間直前だったためか、前回のCiNii講習会より参加者数は伸びませんでしたが、人数が少ない分、アットホームな講習会になりました!

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和やかながら、みんな真剣。

↑ 講習会で使用したスライド

  私は現在、ILL(文献取り寄せ)の仕事を担当していますが、ILLに対するニーズを知り、文献をできるだけ早く安価に提供できる方法を模索したいと考え、1年ほど前に、ILLの利用実態や実績について調査をしました。

 近年、論文や書籍の電子化(電子ジャーナルやKindle等)が進み、ウェブから簡単に本文が見られる機会が増える中、文献取り寄せの件数は減少傾向にあります。*1

 ただし、ウェブ上での利用機会が広がる一方、論文のタイトルだけが見られる等、限定された範囲でしか公開されていない文献も少なくありません。こういった時に、このILLサービスはとても有用です。

 調査は主に海外ILL(海外からの文献取り寄せ)について行いましたが、日々の仕事の中で、ILLサービスを利用している方に話を伺うと、学内、また国内に見つからない資料があって、それを欲しいと思っても「どうやって手に入れるかわからない」「日数がかかりそう」「料金が高そう」等の理由で、入手をあきらめてしまう場合も多いようです。また同時に、サービスの存在について「教えてもらうまで知らなかった」という声もいただいており、認知度の低いサービスであることもわかりました。また、研究室の先生や先輩からサービスの存在を知るという声もあり、ILLサービスは、研究分野によって、頻繁に利用する場合と、それほど利用しない場合とに分かれる傾向もあるのかな、と思います。

5年前になりますが、利用者へアンケート(下表参照)を行った結果からも、ILLサービスを利用する人数は少ないながら、一方でこのサービスへの期待度は高く、利用した人の満足度はとても高いことがわかります。にもかかわらず、ILLサービスの認知度は現在も高くありません。そこでこのサービスを多くの人に知ってもらうため、今回のようなILL講習会を、去年から開催しています。

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↑ 「かりん:京都大学人環・総人図書館 No.2  2009」より。本文を見てくださる方は「アンケート調査報告書」p.30へGO!

 このサービスを利用された学生さんからは、「利用してよかった」との感想をいただいています。学位を取られたり、本を出版されたり、研究分野で受賞されるなど、様々な方面で活躍されている方々の中に、ILLサービスでたくさん文献を集めていらっしゃった学生さんのお名前を見つけることがあります。そんな時には自分のことのように誇らしく思います。「このサービスが少しは役立ったかな」と、仕事へのやりがいももらっています。

 皆さんの研究生活がより充実したものとなるよう、願いをこめて… ILLサービス、是非ご利用ください!(M)

*1. 小山 憲司”学術雑誌の電子化とそれに伴う変化 NACSIS-ILLログデータ(1994-2007)を用いた文献複写需給の分析を中心に” [Online].
https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/53/2/53_2_102/_pdf

 

☆おまけ☆

講習会後にご回答いただいたアンケートを見ると、電子ジャーナルやデータベースの使い方を知りたいという方が結構おられるようです。

講習会を待たなくても、当館ではいつでもご質問にお答えします。(レファレンスサービス)また、京都大学で利用できる電子ジャーナルやデータベースのリストもご覧いただけます。

論文やレポートに本当に役立つ電子ジャーナルやデータベース。操作方法等わからないことがあれば、いつでもご相談ください。

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