こんにちは。逍遥館です。
館内から一歩外に出ると金木犀、銀木犀の香りがふわっとして、すっかり秋らしくなってきましたね。天高く、風もさわやかです。そんな中、太陽がギラギラの夏を思い出しながら…2回目、3回目の読書会をレポートします。
1回目の「聖書」に続き、今回は「異邦人」を読みました。
グレート・ブックス読書会「不条理『異邦人』入門:太陽がまぶしかったから」全二回
1回目<7月29日(火)>17時00分~18時30分
参加者はコーディネーター、ファシリテーターの先生をあわせて13名。
写真「異邦人」を読んだことがない人も大歓迎の1回目。
しかしながら参加者のみなさんから「異邦人」への熱い思いが次々と…。
参加者はコーディネーター、ファシリテーターの先生をあわせて8名。
今度は「事前に読んできてくださいね」とお願いしていたので、みなさん文庫を片手に。
ちょうど生協の文庫フェア開催中だった京大生協さんのご協力のもと、
ルネと吉田ショップでは「異邦人」の特別フェアもやっていただきました。
ありがとうございました!
カミュの生きた時代、社会を少しでも知ろうと映画もみましたよ。
★番外編<8月24日(日)> タイトル「最初の人間」(参加者3名)
@附属図書館。
3階のメディア・コモンズ内にあるメディア・シアター室では
大画面のテレビで複数人でのDVD鑑賞が可能です。要予約です。
くわしくはこちらを↓
京都大学附属図書館 - 利用案内 - 館内施設:メディア・コモンズ
参加者は減りましたが、読書会にはちょうどいい人数で、参加いただいたみなさんからいろんな発言をいただくことができて、活気ある会になったそうですよ。今回もそれぞれの感想を少しずつご紹介しますね。
1回目<7月29日(火)>
・すばらしい企画や!(総人1回生)
・シンプルなのがよい(よかった)かなと思います。色んな分野の方が集まっていて面白そうです。(教4回生)
・カミュとキルケゴールの対比など、非常に興味深かったです。(職員)
・新しかったです。(医5回生)
2回目<9月1日(月)>
・思った以上にすばらしい会でした。さまざまな話ができました。(総人1回生)
・初めての参加でしたが凄く面白く、また機会があれば参加したいなと思いました。(文2回生)
・後半からの出席でしたが楽しく参加できました。小説への理解も少し深まったと思います。(工2回生)
・事前に自分でもっと読みこんでくる必要性を感じました。反省します。(教1回生)
夏休みでもあったためか日程の調整などがうまくいかずに1回目と2回目と両方への参加が叶わなかった方も多かったのですが、またぜひ次の読書会にもご参加いただければと思います。もちろん参加者としでだけでなく、読書会開催者側としてコーディネーターやファシリテーターとしての参加も大歓迎です。
今回の読書会でも小林哲也先生のお声がけのおかげで、新たに学生さんがコーディネーターとして加わってくれました。「異邦人」を選んで読書会をひっぱってくれた経済学部の藤井遼介さん、そして1回目2回目と読書会に参加して今度は自分もと手を挙げてくれた総合人間学部の濱田明日郎さんです。
こんなふうに事前にレジメも作ってくださいました。
お二人ともどんな話ができるかな、どんな人が来てくれるかなと私たち中の人と同様、緊張と期待でいっぱいだったようですが、小林先生と一緒に読書会を盛り上げてくださいました。本当にありがとうございます!
9月1日の読書会には図書館の職員も参加しましたよ。そちらのレポートもどうぞお楽しみに。担当者ながら私はこれまでのどの会にも満足に参加できずで、キリキリと残念な思いをしています。でも今回のこの読書会をきっかけにスタッフの間で「異邦人」を読みあったり、私はさらに「ペスト」にも手が出たりと、夏の読書がはかどりましたよ。今度はどのグレート・ブックスを読もうかな。次こそは読書会にも参加したいなぁ。
吉田南総合図書館(逍遥館)では今後もグレート・ブックスを使った読書会を開く予定です。みなさまのご参加お待ちしております。どうぞお気軽にお問合せください。
10月には「五七五」が飛び出すちょっと変わった研究会も開きますよ。とっても素敵な講師がやってきます。グレート・ブックスから選ばれたのはこちら。→ 正岡子規
どんな会になるのかな。待ち遠しい~(C)