こんにちは、逍遙館です。
12月のおすすめDVDのテーマは「裁判映画に見る 裏切り、冤罪、社会悪、憎しみ、暴力、そして愛。」です。
長いテーマですね。
おすすめDVD取りまとめ担当が「テーマは30字以内で」とおっしゃるので、きっちり30字にしてみたのですー( `∀´)>
さてそのライナップをご紹介しましょう。
■ 十二人の怒れる男
言わずと知れた裁判映画の古典。ひとりの陪審員によって、有罪と思われた事件が無罪にひっくり返されます。細かく作り込まれているので、見るたびに発見がある作品らしいです。(一回しかみていないのですみません)三谷幸喜によるオマージュ作品として「12人の優しい日本人」という映画もありますが、こちらは残念なことに京大に所蔵がありません。
■ 推定無罪
セクシーな部下と関係を持ってしまった主人公。そのセクシーな部下が他殺体で発見され、主人公は被疑者にされてしまいます。不倫してしまったにも関わらず、奥様からの支援があって良かったですねぇ…???
満員電車から降りた主人公は突然、痴漢の容疑者にされてしまいます。リアルさに定評のある映画。痴漢冤罪は誰にでも(自分じゃなくても家族にでも)起こり得ることなので、見ておくと心の準備ができるかも?
アメリカの大手企業を相手に環境汚染訴訟を起こし、3億ドルを超える巨額の和解金を勝ち取った実在の女性を描いた映画。シングルマザーで子ども3人を抱え、貧しい生活を送っていた女性の人生一発逆転劇。これぞアメリカンドリームというか、スッキリできる作品です。
戦争と日系人への人種偏見に焦点があてられた映画。アメリカ人漁師が殺害され、同僚である日系アメリカ人が告発されます。容疑者の妻を工藤夕貴さんが演じています。
原題は"Kramer vs. Kramer"。離婚した夫婦が子どもの養育権をめぐって争うストーリー。妻が出奔し、幼い息子と取り残された夫は四苦八苦します。ようやくその生活に慣れてきたタイミングで元妻から養育権返還請求。これを見たらイクメンになれるかもしれません。
■ ローズ家の戦争
見てはいけない映画とも言われています。とある夫婦の、夫婦喧嘩の規模をはるかに超えた壮絶なる破壊と争い。ここまで突き抜けてくれると、ブラックコメディーと思って見れば案外楽しめたりして。
年末年始、家族と過ごす時間が増える時期です。楽しい時間を共有するのも良いし、困ったことになった時に家族からのサポートがあると本当に助かるもの。一方、殺人事件のうち53.5%が親族間で起こった事件というブリザードなデータもあり…。(平成26年度「犯罪白書」第5編 第1章 第5節より)逃げられない関係だからこういうことになってしまうのでしょう。
ご紹介した裁判映画では、家族の存在は良くも悪くも大きく関わってきます。
以下の作品は英文シナリオやセリフ集があるので、映画で英語を勉強されている方はお役立てくださいませ。
◆ 推定無罪 ◆ エリン・ブロコビッチ ◆ ヒマラヤ杉に降る雪 ◆ ローズ家の戦争
どうぞみなさま、良いお年をお迎えくださいね☆
(A)