今日も逍遥館 ~ 京都大学吉田南総合図書館のブログ ~

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11月のDVDセレクトは『ツライ』!

こんにちは、逍遥館です。


11月のおすすめDVDは、「みるのがちょっとツライ名作」です。

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パッと見「?」となる今月のテーマ、決まるまでにこんな経緯がありました。

 

当初、選定に非常に困った今月のDVDセレクト担当。
「自分の見たい映画を中心に選んでみたら?」とのアドバイスをもらい、ならば最近のイチ押し、『ミセス・ダウト』(ロビン・ウイリアムズ追悼の意味も込めて)を核にして、見たい映画をセレクトしたつもりでしたが・・・まるで統一感なし。 

 

スタッフO「おぉ~、いっぱい選びましたね!」
スタッフC「何かコンセプトあったの?」
担「いや・・・」
O&C「ないんかい!!」
選ぶことが苦手な今月の担当です。

 

セレクトしたDVDを眺めながら、
C「『家族』をテーマにしたらまとまるかも!」
担「じゃあ『ミセス・ダウト』入れられますね」
C「家族やったら小津作品入れてよ~」
担「なるほど!じゃあ」

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持ってきたのは『東京暮色』。


C「あかん!家族やけどツラすぎる。こうなってああなるもん(←内容割愛)。小津作品の中でも一番暗い作品ちゃう?」
担「おおー、それって、フェリーニの『』みたいですね」
C「えー、道は家族って感じじゃないやろ。家族でツライって言ったら、『自転車泥棒』やで。こうなってああなるねん(←内容割愛)」
担「そ、それはツライ」
C「今回のテーマは、『見るのがツライ映画』でいったらどう?」
スタッフK「だったら『The killing fields』もツライですよ」
O「『それでもボクはやってない』とか、『誰も知らない』とか」
C「ああ、子どもが出てくるとツライねえ。子どもつながりなら、『火垂るの墓』もツライ」
担「・・・ツライっすね」
C「子どもと犬はツライ」
O「犬と言えば『南極物語』ですね」
担「・・・『ミセス・ダウト』の入る隙間無いですかね」
スタッフH「元気だったころのロビン・ウィリアムズを見ると辛くなるよね」
担「(よし、じゃあイケる)」

 

と言うわけで、見るのがツライ作品がツラツラと。
辛さの格付けは人それぞれですが、思い出すと本当にツライ内容のものばかり。古今東西どれもこれも不条理。言葉が出ません。

それでも、全て名作です!ミセス・ダウトも含め!)

 

実は今回のセレクションのタイトル、「見たくない映画」になるところでしたが、「見たくないのに勧めるんかい!」という意見もあり、さすがにそれはあかんやろということで、「みるのがちょっとツライ名作」というタイトルになりました。
皆さん、ぜひ一度、手に取って見てみてくださいね! (M)

 

<余談>
・・・しかし今回選んだ「ツライ」DVDのタワーを見ていて、やっぱりちょっとへこみます。嗚呼外はこんなに良いお天気なのに。(雨の日もあるけどね)

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ツラいタワーが机の端に。現在はDVDの棚に面出ししてますヨ。

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