こんにちは、逍遥館です。
3月のおすすめDVDお題に頭を悩ませていたスタッフYの目に
飛び込んできた文字、それは「アカデミー賞」!
日本時間2016年2月29日に第88回の発表があり、
レオナルド・ディカプリオが悲願の初オスカー獲得!で盛り上がりましたね。
今回、スタジオジブリの「思い出のマーニー」は残念ながら
受賞はなりませんでしたが、かつて受賞した日本作品なら
たいていうちにあるはず。よしこれだ!
……というわけで、今回は、米アカデミー賞を受賞した
日本作品をご紹介します。
・羅生門 / 黒沢明監督
第24回(1951年)名誉賞(現在の外国語映画賞)
やはり世界のクロサワ!一度は観るべきでしょう。
ちなみに、黒沢監督は1976年にソ連との合作映画
「デルス・ウザーラ」でも外国語映画賞を受賞していますが、
ソ連映画としての受賞でしたので、今回は外しました。
そちらも当館に所蔵されていますので、ぜひご覧ください。
・地獄門 / 衣笠貞之助監督
第27回(1954年)名誉賞
同じ年のカンヌ国際映画祭でもグランプリを獲得しています。
海外の人の心を奪った日本美をご堪能あれ。
・宮本武蔵 / 稲垣浩監督
第28回(1955年)名誉賞
三部作の1作目。当館では三部作BOXで所蔵しておりますので
じっくりご鑑賞ください。
原作の吉川英治著『宮本武蔵』は附属図書館で所蔵しています。
・千と千尋の神隠し / 宮崎駿監督
第75回(2002年)長編アニメーション賞
宮崎アニメは当館でも大人気!ナウシカから風立ちぬまで、
各種取り揃えております♪ 視聴覚室入口前の書架にまとめて
配架していますのでどうぞご利用ください。
・おくりびと / 滝田洋二郎監督
第81回(2008年)外国語映画賞
まるで伝統芸能のような、納棺師の美しい所作が心に残ります。
原作の『納棺夫日記』も附属図書館にありますので、ぜひご一読を。
・つみきのいえ = La maison en petits cubes / 加藤久仁生監督
第81回(2008年)短編アニメーション賞
たった12分ですので、ちょっとお時間がある時や勉強の合間に
いかがですか。短くても見ごたえあります。
もちろん、映画賞はほかにも数々ありますし、
受賞してなくてもすばらしい日本作品はたくさんあります。
ですが、アメリカの映画界ではなぜこの作品が評価されたのか、
と考えながら受賞作品を観るのも、また一興ではないでしょうか。
ちなみに、いつも満席の視聴覚室も、春休みの3月中はガラ空きです!
観たかったあの作品・この作品を、この機会にぜひどうぞ! (Y)