こんにちは。逍遥館です。
11月は講習会ラッシュで、WOS講習会、新聞講習会と矢継ぎ早にぶちあげました。
(というわけであの頃はやつれていたかもしれません)
さてさて、逍遥館では、毎日いろいろな新聞が国内・国外からやってきます。
入って右手の新聞室に最新分がおいてあります。利用されたことはありますか?
(ある日逍遥館に配達された新聞。国内紙は同じ日のものですが、トップ記事が見事に違う)
ゆうべたまたま、佐野眞一の「紙の中の黙示録:三行広告は語る」という本を
読んでいたら、
「インドの新聞記事の求婚広告を追跡することによって書かれた論文」の
話が載ってました。
ほーぉと思って、CiNiiで調べてみると、インドの求婚広告ネタで
書かれた論文が思いのほか出てきてびっくり(↓)
(大変な作業だったと思います・・・)
たかが新聞広告と言うなかれ。インドのカースト制度をざっくり俯瞰することだってできるのです。
上の話は新聞広告ですが、
もちろん昔あった事件が当時どのような報道をされたか、
当時の世論の「ノリ」はどうだったか、
など新聞記事をたどることによって見えてくるものは
結構多いのです。
以前、昔の事件を調べたりするには、原紙・縮刷版・マイクロを見るしか
なかったのですが(つまり検索が非常に大変)、いまやDVD化、デジタル化の
おかげで、記事を探し出すのが随分ラクになりました。
ただ、それぞれの媒体によってクセ、というか特徴があり、
それを知っているか知らないかで、
記事を見つけ出す労力と速度が格段に変わります。
ということで、逍遥館では2014年から新聞検索講習会をやってます。
去年は初めてということもあり、やや参加者が少なかったので
今年もゆる~く構えてみたら、なぜか週の途中から急上昇!
(この後、さらに増えて資料をドロナワでつくる。うれしい悲鳴というやつですね)
学部・研究科もいろいろ、身分も学部生から教員まで様々な方々に
ご参加いただきました。
うかがってみると論文だけではなく、ディベートの材料にするなど目的も多種多様。こちらも勉強になりました。
↓こんな内容です。
さて、海外の新聞記事については、附属図書館で1月18日に
LexisNexis(海外新聞ニュース・企業情報・法律/判例のデータベース)の
講習会があります。
実際にLexisNexisを使い倒しておられる大学院生スタッフさんがレクチャーされるので、かなり実戦的なものになると思われます。
興味のある方はどうぞ!
(mm)/