今日も逍遥館 ~ 京都大学吉田南総合図書館のブログ ~

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DVDの11月のおすすめ「RUNAWAY~逃げる映画」

こんにちは、逍遥館です。

 

11月のおすすめDVDは、「RUNAWAY~逃げる映画」です。

 

最初は11月1日は「犬の日」だし、犬の映画にしよう!と安直にピックアップし始めたのですが、気がつくとぜ~んぜん違う映画ばかり手に取っている。

 

イカンイカン、なにか本能に反する選択をしているに違いない、と思い
(いや、動物は好きなんですよ)
ぼーっと視聴覚室を眺めていると、<主人公が逃げ回る映画群>という
一連のジャンルがあることに気がつきました。

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・ヒッチコックの「北北西に進路を取れ
 逃げる映画といえばこれ!人違いから事件に巻き込まれていく主人公、すでにジャケットでも逃げている絵になっています。
 
・「逃亡者
 妻殺しの汚名を着せられ,逃走する主人公にハリソン"ハン・ソロ"フォード、追う連邦保安官補が"宇宙人"トミー・リー・ジョーンズという重量級キャスト。

 英文シナリオもあります。


・「テルマ&ルイーズ
 主婦テルマとウェイトレスのルイーズは親友同士。週末の気楽なドライブ旅行のはず
が思わぬなりゆきで人を殺してしまい・・・。逃避行するうちに平凡な二人が変身していく人間ドラマでもあります。これも英文シナリオあり。


・「ウディ・アレンの影と霧
 1920年代、連続殺人鬼の濡れ衣を着せられ、町中の人々から追われることになってしまった気弱な事務員クラインマン。しかも本物の殺人鬼の魔の手もせまり・・・
悲惨な状況もこの人が演るとなんか可笑しいのでした。


・「危険がいっぱい
 ギャングの情婦に手を出したため、組織から追われるはめになったイカサマ賭博師。逃走中ながらやたらもてる男にアラン・ドロン。逃げ込んだ館でもとんでもない罠が待っていて・・・。


・「バンドレロ!
 銀行強盗で死刑判決を受けた弟たちを処刑寸前に助け出した兄。一味はメキシコ国境の不毛地帯に逃げ込みますが、そこは野盗の群れが潜む不毛の土地でした。
前に凶悪な野盗、後ろに保安官と絶体絶命の逃亡が続く!本格西部劇です。


・「明日に向って撃て!
 西部に実在したアウトロー、ブッチとサンダンス。オフビートな空気感で、キャサリン・ロスとの三人関係(三角関係ではなく)もさらっとしていい感じ。
 ずうっとこういう風に暮らして行けたらって思いますが、強盗稼業ではそうもいかず、だんだん追い詰められていきます。

 

こうしてみると、「そもそもお前も悪い!自業自得だ」というのと「気の毒に・・・どうしてこんなことに」と二通りあるような。
 

で、最後の「スティーブン・スピルバーグ(ザ・ディレクターズ)」はなんで・・?
実は逃走映画史上不朽の名作「激突!」のメイキング画像があるんですね。
「激突!」はスピルバーグ25歳の時に撮った作品で、
なにげに追い越しをかけたばっかりに、主人公が巨大トレーラーから執拗に追っかけまわされるというシンプルな筋ながら、これが無茶苦茶面白い、というか怖い!!
残念ながら逍遥館にはないのですが(orz)、機会があったらぜひ見てください。

 

ちょっと古めの映画ばかり紹介しましたが、
このほかにも、追っかけたり逃げたり何パターンも繰り返しつつひたすら走ってる感じの「ラン・ローラ・ラン」、刑事のやるせない逃避行を描いた北野武監督「HANA-BI」などいろいろあります。あと、「ゴールデンスランバー」も堺雅人が首相暗殺犯に仕立てられて逃げ回る話でしたね。これは、伊坂幸太郎の原作置いてます。

 

それにしても選んでいるうちにハゲシイ焦燥感にかられてきました。
影響うけすぎ(^^;

                                                                                                           (mm/

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