今日も逍遥館 ~ 京都大学吉田南総合図書館のブログ ~

京大吉田南総合図書館にまつわる日々の話をスタッフが気の向くまま紹介するブログです

残念な学位論文についての2,3の考察(1)

こんにちは、逍遙館です。

 

みなさん、卒論や修論・博論の執筆は進んでいますか?

当館では夏休み前に「卒論・修論執筆応援キャンペーン」を

開催しました。

yoshidasouthlib.hatenablog.jp

その後、とある筋から「結構残念な論文が出るんだよね」と

うかがったため、注意喚起を兼ねてお話しさせていただきますね。

 

今回の「残念な論文」というのは、中身の話ではありません。

論文のスタイルの話です。

 

スタイルより内容だよ、とおっしゃるかもしれませんが、

私どもがこのたび聞き込んだ情報によると、

「内容を眉唾で見られてしまうのではないか?」という論文が

多々あるらしいのです・・・。

 

◆表紙にミスが集中する

 吉田南子さんは、苦労してようやく書き上げた論文を無事提出して、

 ホッとしましたが、何日かたってなにげに見返してみたら、

 ・・・タイトル間違っとるがな!!!

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 昔、校正の通信教育を受けたことがあるんですが、

 タイトルとか目立つところって意外とミスを見逃してしまうそうです。

 字が大きいと、堂々として見えるのかな。

 

 間違いではなくて、論文題目を変えました・・・というときも、

 事前に届け出した題目をこっそり変えたりしないように。

 担当掛の方に相談してください。

 また、魔が差したとしか思えませんが、指導教員の名前間違い(^^;)、

 教員の職位の間違い(准教授を助教授と書いたり。一体いつの論文を参考に

 したのでショーカ)、所属・提出日付の書き忘れなどあるようです。

 自分の名前も・・・忘れないでね。

 

◆指導教員って・・・?

 指導教員以外の先生から、有益な助言をいただくことも

 ありますが、だからと言って勝手にその方を指導教員にしてはいけません。

 指導教員以外の先生に感謝の意を表したいときは、

 「謝辞」にお名前を挙げるのがスマートかと。ここでも誤字に注意!!

 

 ◆提出日付はいつなのか

 提出日付が学位授与式の日になっていることがあるそう。

 論文が提出されて、学位授与にふさわしいか判断したのち、

 授与式ということになるので、同じ日というのはありえません。

 あくまで論文提出の日ですよ~。

 

論文の体裁も含めた、書き方全般については、

図書館1F自動貸出機の前あたりの選書コーナー(のカウンター側)「論文コーナー」

に、いろんなHowTo本を集めてますのでのぞいてみてください。

もちろん論文の作成要領も熟読してね。

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(選書コーナーはこんな感じ)

 

・・・そうこうしてる間に新たな情報が入ったので、つづく(mm)/

 

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